基礎知識

そもそもどうして欠陥住宅なるものができてしまうのか? 

家を建てるプロフェッショナルの集団が建てるわけですから、それはそれは一生涯安心して暮らせる家を建ててくれるだろう!と当然お客様は考えます。しかし、残念な事に、その中の何割かは欠陥住宅となっているのが現状です…。

いったいなぜなんでしょう?

 

最初に欠陥住宅がメディアで騒がれるきっかけになったのは、マンションでした。しかし、それ以前、「この家壊れないかしら?大丈夫?」と言われていたのは、建売の木造住宅が多かったようです。

 

通常家が建つまでの間には、何度か建築主事の厳しいチェックが入ります。建築物はすべて「建築基準法」の規定をクリアしないと建ててはならないからです。

 

最初に受けるチェックは、建てる前に設計者またはその代理人が申請する「確認申請」です。この審査結果でOKが出て「建築確認済証」がもらえば、家を建てる事ができるのです。強行突破で建てようものなら、それは完全なる違法行為であり、それこそまた新たな欠陥住宅が生まれてしまうのです。だから絶対にこの審査を通らなければなりません。

 

この審査、ここ数年でとても厳しくなりました。きっとこの先、欠陥住宅といわれる家は生まれません。そう願っています。

 

このあと、工事途中に行われる「中間検査」や、工事終了後に行われる「完了検査」などをすべてクリアして、初めてお客さまは安心して夢のマイホームを手に入れらることできます。

 

この申請や検査があいまいだったり、いいかげんだったりすると、夢のマイホームが欠陥住宅への第一歩を歩み始めてしまうのです。

 

もちろん地盤の弱さなども影響する場合があります。

 

またなぜ建売の木造住宅に欠陥が多かったかというと、今までは2階建て木造住宅の中にはこの「中間検査」を受けなくていい場合や受けなくていい所というのが存在したからです。「完了検査」だけでは、建物の構造部分(外から見ることができない建物の中身)は見ることができないのです。そうなると、その建物の安心度は、設計主と施工主のモラルの違いで変わってしまいます。

 

家を建てる人と、建てる家を検査する人のモラルの低下が欠陥住宅をつくりだすのかもしれません…。